コンビニ経験10年の私が防犯カメラの役割と有効性について話します。

アイキャッチ画像 豆知識

コンビニアルバイトをしていて、よい事もあれば、当然ですが、悪いこともあります。

今回はコンビニで働いていて、防犯カメラについて感じたことについて話していこうと思います。

コンビニの防犯カメラ

コンビニには、防犯カメラが大体10台以上設置されています。店頭のカメラの設置数は店舗によりますが、レジ前にはほぼ全ての店舗で設置されており、バックヤードや倉庫等にも設置されている店舗もあります。

更に外部の駐車場にも設置されている店舗もあり、コンビニ内の人の行動がほとんど監視できるようになっています。

バックヤードで見れる

防犯カメラの映像はリアルタイムでバックヤードで見ることができます。

その為、店員の死角になる位置で万引きをしても、裏で見ているもう一人のスタッフが目撃している可能性もあります。

悪いことはしないようにしましょうね(笑

実際に防犯カメラが役に立ったことはある?

コンビニの犯罪のほとんどが防犯カメラによる証拠や証言です。

仮に万引きを商品を持ち帰ろうとしたタイミングで捕まえたとしても、カメラがない場合は

まだ買い物しようとしていた、お店から出ようとしていないのに、捕まえられた」など言い訳ができてしまい、証拠も曖昧なため、犯人が捕まらない可能性が高くなります。

しかし、防犯カメラが証拠となり、明らかな万引き行為として映っていた場合、逮捕され、お店の被害が無くなります。

コンビニ外での犯罪を捕まえる証拠にもなる

店舗の近くで起こった事件の犯人などを捕まえる手がかりとして、コンビニの防犯カメラの映像が使われることがあります。

特に痴漢やひったくりなどをして逃げている犯人がたまたま映っている場合もあります。

店内に入っていなくても、駐車場用の防犯カメラに写っている場合もあるのです。

そう考えてみると、コンビニの防犯カメラは活躍の場面が多いですね。

防犯カメラを有効活用できていない

実際に防犯カメラは活躍の場面があり、犯罪などを減らすためには必要不可欠なのかもしれません。

しかし、多くのコンビニは防犯カメラをそういった犯罪を捕まえるために使用していることは少なく、ほとんどの場合がオーナーや店長のスタッフの勤務状態のチェックです。

自分が居ない時間帯にスタッフがどう働いているのかをチェックする道具として使っていることがほとんどです。

防犯カメラの使い方を間違えている

スタッフの勤務状態を確認したい気持ちはわかりますが、責任者がいるときといないときで、精神状態が楽になったり、気持ちが楽になるのは普通の人として当たり前のことです。

コンビニスタッフは2人体制がほとんどなので、コミュニケーションをとれる相手が一人しかいません。

仕事を楽しく、効率よく回すためには、多少の雑談が入ってでも、ペアになる相手とのコミュニケーションがとても大切です。

あまり気にしない人も居るかもしれませんが、たった二人で口も利いたことがない人と何時間も無言で仕事をやり続けるのが苦痛に感じる人は多いのではないでしょうか。

そんな楽しく仕事をできるタイミングを防犯カメラで監視し、会話時間をさぼっている時間と判断し、減給やシフトを減らす責任者もいます。

防犯カメラで見られていると思いながら仕事をすると、例え普通に働いていても、プレッシャーを感じるものです。

責任者はそういった使い方はやめてほしいですね。

防犯カメラの映像の開示について

防犯カメラの映像は店舗の記録媒体から見ることができますが、誰でも見ることができるわけではありません。

大抵は巻き戻し等の操作を行う際はパスワード等が必要となり、責任者しか操作ができないようになっています。

映像は警察に提供することがある

近くであった事件の手がかりになる場合や、店舗内で起こった事件の捜査を行うために防犯カメラの映像を警察に提供する場合があります。

勿論、警察とはいえど、しっかりとした書類や捜査の内容についての説明のもと、同意書にサインをした場合に限ります。

映像提供が犯人逮捕へつながった事例もあります。

コンビニに“鎌を持った男”「金を出せ」…2017年に起きた強盗未遂事件 当時17歳の高校生だった男逮捕5年前の2017年、岐阜県郡上市のコンビニエンスストアに鎌を持った男が押し入った強盗未遂事件で、当時17歳の高校生だった男が逮捕されました。逮捕されたのは、岐阜市に住む21歳の大学生の男です。警察によりますと、男は2017年10月、郡上市白鳥町のファミリーマート郡上中津屋店に鎌を持って押し入り、「金を出せ」と店員を脅した強盗未遂の疑いが持たれています。店員が非常ベルを鳴らしたため、何もとらずに逃走していましたが、警察は防犯カメラの画像を公開するなどして捜査を続け、男を特定しました。男は当時17歳の高校生でした。

引用元:東海テレビ

一般の人には開示できない

防犯カメラには、不特定多数の人が移りこんでおり、一人ひとりの買い物内容など、プライベートな部分も映っているため、一般の人の個人的な理由で映像を開示することはできません

映像の保存期間

保存期間は店舗によって様々ですが、基本的に2週間~1ヵ月程度です。

古い物は上書きされ、消えていくので、重要な映像が残っているものは、USBなどに保存したりします。

店内のATMにも防犯カメラがありますが、コンビニで設置しているものではないため、保管場所、保管期間なども異なります。

こちらも振込詐欺などの被害の際には、開示される映像となります。

まとめ

映像の記録は様々なことに役立ちますが、責任者がスタッフの勤務状態などを監視する道具につかうのは良くないですね。

実際にそういったものを使ってスタッフの勤務態度を指摘しても、ただ不満が募るだけですし、一方的に映像を見られることにストレスも感じますからね。

防犯カメラは犯罪を防止するために正しい使われ方をしてほしいですね。

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