コンビニの値段はなぜ高いの?スーパーとの違いは?ぼったくり??

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こんにちは、Ryukです。

コンビニとスーパーで同じ物を売っているのを見たとき、

なんで、こんなにコンビニは高いの?

と思ったことはありませんか?

全く同じものでも、物によっては、金額が倍以上違うものもあります。

同じ地域で特別手に入りくいということもなく、仕入れは同じはずなのに、、、

なぜでしょうか?

結論からいうと

・利益の取り方の差

・メーカーからの仕入れ値の差

・営業時間による支出の差

に大きな違いがあります。

利益の取り方の差

まず、大きな違いは利益のとり方です。

一般的なスーパーのようなお店では

売値金額 - 仕入れ金額 = 利益(儲け金額)

となるので、仕入れ金額より高く売ることができれば、基本的に黒字です。

しかし、コンビニエンスストアはフランチャイズのため、

売値金額 - 仕入れ金額 - 本部の取り分 = 利益(儲け金額)

となります。

つまり、本部の取り分が含まれています。

簡単に

50円の仕入れ商品で過程します。

スーパーの場合

売値 80円 - 仕入れ 50円 = 利益 30円 ←黒字

コンビニの場合

売値 80円 - 仕入れ 50円 - 本部の取り分 50円 = 利益 -20円 ←赤字

となります。

そのため、コンビニで同じ黒字を出そうとした場合

売値 130円  - 仕入れ 50円 - 本部の取り分 50円 =  利益 30円 ←黒字

としなければなりません。

こういった、含まれている金額の差が売値の差になっているわけです。

フランチャイズとは?

独自のネームバリューや商号、商標、その他ノウハウを持っている業者が使用許可を与える代わりに一部の利益を受け取るという仕組み。

つまり、コンビニを経営したい人が、ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンなどの名前を借りて、看板を出し、独自の商品を仕入れさせてもらうかわりに、商品が売れたときの利益の一部を本部に払う必要があるわけです。

メーカーの仕入れ金額の差

メーカーからの仕入れは、スーパー等は大量仕入れを行うことで、単価を安くすることができるようです。

また、コンビニでは、お客様のニーズに答えるため、スーパーには売っていないような商品も作って仕入れています。

例えば、1リットルのペットボトルの飲み物です。

スーパーでは見かけないですよね?

しかし、1リットルが丁度良いというお客様もいるわけです。

コンビニは、そういった独自商品の仕入れも行っているため、仕入れは高くなってしまいます。

また、メーカー側が仕入れ値に差をつけていることもあるようです。

本来、メーカーとしても、ブランドとしての価値を下げてしまうため、安く卸したくはないでしょう。

しかし、安さ勝負のスーパーで金額を上げてしまうと価格競争に負けてしまうため、仕方なく安く卸している部分もあるようです。

コンビニは違う形で値下げしている

それならコンビニもメーカーへ値下げ交渉すれば良いのでは?

と思いますが、

実は、別の形で値下げ、キャンペーンなどをしています。

飲み物におまけをつけたり、アニメキャラクターとコラボしたり、ボーナスポイントをつけたり、無料券を発券したりと、直接の値下げ以外で、その分のサービスをしてくれています。

コンビニ限定のデザインやおまけなど、見たことありますよね?

仕入れの金額差にはこんな秘密もあったようです。

営業時間による差

コンビニエンスストアは、24時間営業で、身近に入りやすい小規模であることが売りです。

飲み物1本、タバコ1つなどを手軽に買うことができます。

しかし、深夜帯の営業はどうしても負担が大きく、赤字になってしまう店舗も少なくありません。

深夜帯はお客様の来店数が少ないにも関わらず、深夜手当で人件費は高いです。

そのため、24時間営業の負担を補うためには、商品1個当たりから生み出せる利益を大きくするために販売価格をスーパーより上げるしかないんです。

消費者にとっては安い方が良い

どんな理由であれ、買う側からしてみてれば、関係のない話です。

安い方が良い、と思うのが当然です。

なので、どちらで買い物をするかは、人によります。

手軽さ、自分に合った商品、スーパーには無い商品を求めたり、深夜帯に買い物したいという方はコンビニはとてもニーズに合ったお店になりますし、

逆にスーパーの方が近いし、時間帯も夕方しか買い物しない…という方には、スーパーが良いと思います。

コンビニとスーパーは違うアプローチをしている

値段だけを見れば、コンビニはスーパーに勝てませんが、

スーパーもコンビニも、仕入れ価格から販売できる金額の範囲で、どれだけお客様の満足度を得られるかを最大限に考えた結果、

スーパーは安さを追求。

コンビニはサービスを追求したのが、今の現状です。

最近では、上手く使いこなせば、コンビニでも、特定の商品はスーパーの値段よりお買い得に手に入ることもあるようです。

スーパーを利用している方も、コンビニのお得情報を一度、目を通してみてはいかがでしょうか。

コンビニのサービスについて

メーカーがつけてくれているおまけ等以外にも、コンビニでは、様々なサービスを提供していますよね?

例えば、お弁当を買うと、暖めてくれたり、揚げ物はホットケースに常にあり、すぐに暖かい状態で食べられます。

淹れたてのコーヒーを売っていたり、雑誌を読めたり、決済方法が充実していたり、チケット公共料金の支払いができたり、

便利なことが多いですよね、

スーパーの近くのコンビニが金額差だけの理由で潰れないのは、そういった理由もあるでしょうね。

まとめ

コンビニとスーパーでは、仕入れから販売方法まで、全く別物ということがわかりましたね。

自分にとって、合っているサービスはどちらなのか、買い物するときに考えてみて、良いほうを利用するのがベストですね。

例えば、

食材や家の消耗品などを買う場合は、安いほうが良いので、スーパー

帰りに一人で晩御飯だけど、温めも面倒、、と言うときはコンビニ

というように使い分けが大切ですね。

コンビニでは、金額以上のサービスが受けられるので、自分の受けたいサービスがスーパーに無いのなら、コンビニを利用してみては、いかがでしょうか?

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